在りし日の税関長回顧録・尾山喜一自叙伝

若き日、横浜税関支署長、川崎税関支署長 横浜税関総務部人事課長、横浜税関輸入部次長 横浜税関菅支部長、函館税関長等、税関にて各役職を歴任致しました。 退職後は三菱商事(株)物流総括室嘱託として勤務し、現在は年金生活者として暇を持て余して居ります。パソコンが得意で暇が有ってはパソコンを見て居ります。現役時代等の自叙伝を暇にかまけて作成し、友人達に配布して居りましたが、此の度一般公開する由と成りました。

カテゴリ: 横浜税関

川崎税関支署の署長をしていた時の事であるが、年末特別警戒の打ち上げで軽く一杯飲んだ後,帰宅するため川崎駅から横浜行きの電車に乗った。車内は割合に空いて居て、立っている人が数人と少なかったので、私は座る事が出来た。私の席は長椅子の左端から2番目で、左隣の席つ ... もっと読む

第1・プロローグ3日前の横浜税関OB会のパーティーで、現役幹部のTさんから、三菱商事で私が関與した税関の輸入後調査の話を聞かれたが、彼の質問は大要次のような事であった。「尾山さんが三菱に居られた頃、(私は、1997年に三菱商事を退社して居る)、一度だけ事後調査 ... もっと読む

着任早々、前任の部長と共に庁内の挨拶で廊下を歩いていると、一人の記者が近付いて、「部長、あれは書かせて貰いますよ。」と前任者に向かって言う。 部屋に戻り「何の事か?」と聞くと、「実は、金丸 信氏の息子が絡む、密輸事件の大きいのを嗅ぎ付けられ、書かれそうで ... もっと読む

1・税関職員の権威(坂元安雄 氏)私が横浜税関の海務課巡察だった或る当直の夜、乗船官吏(外航船が出港するまで、本船に泊り込みで乗船勤務させる税関職員)の彼が、「命の危険を感じたので降りてきました。」と本部に帰ってきた。訳を聞くと、「沖懸りのギリシャ船に、 ... もっと読む

19・函館税関長(昭和58年7月)函館の1年は忙しく、そして楽しい一年だった。管内は全道と東北の北3県(全国面積の3分の1)だから、各支署を視察するだけでも大変な事である。函館には家内も同行したので、寒地での1年間を風邪も引かずに、元気に勤め終えることが出来 ... もっと読む

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